巨人・工藤投手のタフさ!
巨人・工藤公康投手が、昨日の勝ち星で
ハーラーダービーのトップに並んだ!
42歳である。
俗にいう、厄年の男は、ただならぬ野球センスと
絶え間ない努力で、今もなお、第一線で活躍する。
思えば、工藤投手をはじめてみたのは、
名古屋電気高校(現 愛工大名電高校)時代、
あの独特のカーブを武器に、ノーヒットノーランを
やってのけた。
あのカーブを見たときは、ほんとうにびっくりしたのを
思い出す。
工藤投手は、西武に入団することになるが、
本当は、社会人野球、熊谷組に進む予定だった。
本人はプロへという気持ちだったそうだが、
ご両親は、将来を心配し、プロ入りを薦めなかったそうだ。
確かに、その当時、工藤投手のスピードは、140キロには
とうてい及ばないものであったのだ!
しかし、西武は最後の最後で、工藤投手の強行指名へと踏み切った。
のちに、あの黄金期を支えることになる、エース工藤公康の誕生で
ある。
先に、’絶え間ない努力’ということを書いたが、現在も、自費で
専属トレーナーを雇い、体のケアを怠らないという。
大リーグの大投手、ノーランライアンも、試合終了後の、ウエート
トレーニングを欠かさなかったらしい。
プロの世界で、超一流として、長く現役を続けるには、
影の努力は、想像も付かないところにあるに違いない!
今年、もし、工藤投手が最多勝を取ったとしたら、
野球殿堂入りぐらいに匹敵すると言っていい。